過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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311: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/13(日) 22:27:03.24 ID:Vo0A3tuq0

離れて、肩へと手を伸ばす。
ゆまの表情は、少し名残惜しそうだった。
求めるならば、いつでもやってあげるというのに。

安心させるよう、眼前で微笑めば、かぁ、と顔を赤くした。

その意味は羞恥か、それとも別の何かか。

自分の行動の源である感情は、確かに偽者だ。
けれど、それでも自分はゆまを大切に思っている。
ならばきっと、想ってもいいはずだ。

ゆまの想いに、応えてもいいはずだ。
望むことをしてあげてもいいはずだ。

ゆまを大切に思う感情そのものは、本物なのだから。



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