過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
1- 20
325: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/14(月) 22:43:05.07 ID:j3Yj+iFh0

『んじゃ、入るかい?』

言って、布団をずらし、誘ってみる。

『……共に寝る、というのも感情の理解に役立ちそうだね』

『面倒くせーやつ……』

しばらくして、猫と同程度のものが潜り込む感触がした。
そのままそれを、抱いてみる。

ゆまには及ばずとも、なかなかに良い感触がした。
物理的、というより精神的な差だろうが。

『それじゃ、おやすみ』

『ああ、そうだね、おやすみ』

事務的な声で、やはり感情はこもっていなかった。
けれど、そういうやりとりそのものが、意味のあるものなのだろう。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
452Res/240.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice