過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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353: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/17(木) 23:37:03.62 ID:pGdbEn/o0

「そういうこと、か」

「……疑わないのかい?」

少年の瞳は、自嘲しているようだった。
自分のことを、責めているような瞳。

「さやかが言ったんだよ。奇跡も魔法もある、ってね……腕が治ったのは、その夜だった」

「奇跡、魔法、ね……」

実際、そんな美しい響きのモノではない。
絶対に、後から代償を負うことになる契約。

「今思えば、あの時のさやかの言葉には不思議な力強さが在った―――きっと、確信があったからなんだろう」

「だから、信じるって?」

「ああ……それなら、説明がつくからね」



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