過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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389: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 19:49:01.84 ID:IhTdXqr+0

『キョー、コぉ……』

それは、懇願だった。
足にしがみついて、離れまいとするような執着の言葉。

「なあ、ゆま……あたしさ、死にそうなのに全然恐くないんだよ」

ぽつり、と呟きとして、それは発せられた。

「どーしてかな……元々未練が無かったのか、いや……違う、か」

ゆまと共に居たい、という想いは確かにある。
けれど、それ以上に。

「あっちに仲間が―――『友達』が居るから、かもしれない」

友達。
くすぐったい響きだ、なんて、今更ながらに思う。
けれど、どこか暖かくて。
なんとなく、切ない感じがする言葉だ。



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