過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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410: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/20(日) 22:34:57.12 ID:IhTdXqr+0

正面に、今まさに光を放たんとする魔獣が居た。
切り裂くのでは、間に合わない。

「なら、よぉッ!」

瞬時に槍を伸ばし、その頭部を貫く。

しかし、槍を引き戻したその直後。

「―――あ?」

ぐら、と身体が傾いた。
反動、ではない。

見れば、左足から夥しい血が出ていた。
ああ、撃たれたんだな、と瞬時に理解する。
痛覚が薄れていて、感じなかったらしい。

倒れ伏そうとする自分に、多くの魔獣が攻撃を向けようとしているのがわかった。
その光を、見詰めながら、

「いいや―――お断りだッ!」



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