過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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79: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:51:59.59 ID:cc4KrkVu0



「…………」

ぱち、と目を開けばリビングの照明が視界を襲う。
杏子は手で覆うのも面倒で、そのまま起き上がった。

布団が敷いてあった。
一緒に寝られるように、との配慮だろう。
誰がそうしたのかは論ずる必要もあるまい。

「あら、起きたのね」

「マミ、か……これは、どういう?」

「あなた、お風呂に入ったまま寝ていたのよ。 のぼせてもいけないから運んでおいたけれど……」

迷惑だったかしら、と言いたげにマミが目線を送る。

「……いや、そういうことなら別にいいさ」

そう言って、布団の上に倒れ込んだ。
マミに背を向け、瞳を閉じる。

「……佐倉さん、」

「寝る」



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