過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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87: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/24(月) 22:34:58.46 ID:UqSheG0c0

「……あ?」

思わず、右腕に目を落とす。

へばりついていたのは、緑頭の幼女。
ああ、そういえばこいつも居たな、と思い返しながら引き剥がそうとする。
剥がそうとする自分の手が随分と相手を気遣っていて、妙な気分だった。
ただ、うっとうしいからそうしているだけのはずなのに。

「あぅ……」

小さく声を上げながら、ゆまはころん、と転がった。
それを見て、やっぱり小動物だな、と思う。
少なくとも、あの喋る白い毛玉よりはそれらしい。

それはそれとして時計を見ると9時を回った辺り。
まだ朝食を食べても罰はあたらない時間帯だろう。

ご丁寧に、テーブルにはラップをかけた朝食が二人分。
メニューはパンとサラダとスープ。
調味料やその他の飲み物は冷蔵庫にあるのだろう。

その脇に、メモが一枚。

大方自分宛だろうから、特に躊躇せず手に取った。



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