過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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89: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/24(月) 22:36:30.82 ID:UqSheG0c0

「……保護者か」

ぽつり、と突っ込みを入れた。
メモのとおり、傍らに千円札が二枚置いてあることを確認しつつマミの今後を憂う。

しっかりしているのはいいが、この年で母親の雰囲気が出ているのは少し異常だ。
家族を早くに無くして、そうならざるを得なかったのは確かだろうが。

というか、マミが以前漏らしていたなんとなく感じる同級生との壁というのはこのせいではなかろうか。
その時は魔法少女という秘密を持っているからだと思っていたし、実際、マミにもそうだろうと言った。

だが、それだけでなく、こういうしっかりしすぎていて周りのように馬鹿になれていない所も原因である気がする。

と、すれば、男子学生からはよく言い寄られているのだろうか。
結婚すればいい嫁になるだろうし、あと胸もでかいし。

ああ、でももしかしたら年上の彼氏がいるとか噂されているかもしれない。
魔法少女の務めを果たすために毎日早くに下校しているだろうし―――

「―――キョーコ?」

「ん?……あ、おう」



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