過去ログ - 垣根 「ほら、笑って笑って!」〜2ヶ月目〜
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442:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/03(土) 15:58:31.56 ID:uUzQgVCDO
ついに耐えきれなくなった私は今までの事を操析に泣きながら話した

「ひどぉーい!今度私が懲らしめてやるんだから!」と息を巻く彼女が、何だか頼もしかった

結局、また私は操析に甘えている……変わろうと思ってたのに

「心配しないで、凪差には私がついてるから」

頭を撫でる手からは確かな温もりを感じる。昔から変わらない“優しさ”は私を安心させるのに充分だった

同時に、このままでは駄目だとも思った

いつまでも操析に依存する訳にはいかない。彼女の腕に抱かれながら、私は再び頑張ろうと決意の炎を燃やす

よもや、それが操析によって吹き消されるなど露とも知らずに……






放課後、忘れ物を取りに教室へ戻ろうとした時の事だった

(あれは……)

教室には3人の生徒、それも私が新たに声を掛けた人達が誰かと話していた

そしてその相手が……

(お姉ちゃん?)

「あなた達も凪差を惑わせるつもりぃ?」

じりじりと、高圧な態度で詰問する彼女が少し怖かった

私に見せた事のないその姿が、“女王”と呼ばれる所以の1つなのかもしれない

「そ、そんなつもりは!」

3人は怯え、迫る操析から1歩1歩と後退りする




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