過去ログ - 【R-18】魔獣霊「「「マスター、一人きりにはしませんよ!」」」
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66: ◆Milk9lLcoc[saga sage]
2011/10/16(日) 01:47:28.86 ID:NmcC64nDo
霊「まあ、それで心配してくださったんですね」
主「ごめんね、霊の薬草の知識を疑ったわけじゃないんだ」
霊「いいえ、普段は調合する前に眠っていましたから」

窓から庭へと降りて事情を説明すると、霊は手を胸の前で合わせて微笑む。
花のように美しいその笑顔は淡い月影に浮かんで、より純な魅力を高める。
夜風になびく髪を直すその仕草を見ただけで、僕の目は霊から離れなくなった。
青い月も、満天の星も、彼女の前ではその輝きが鈍ってしまうのだ。

主「今日は、どうして?」

あまりの麗しさに苦しくなった胸を押し広げて、ようやく声を押し出す。

霊「今日は、夢中になってマスターを疲れさせてしまいましたから」
霊「お口にあうポーションを作る途中、材料が切れて探していたんです」

こんなに綺麗な子が、僕のためを思って薬で回復してまで尽くしてくれている。
幸福過ぎて胸がいっぱいになっていると、僕の赤くなった頬に気がついたのか。
霊まで照れたように視線を泳がせ、俯いたまま黙りこくってしまった。


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