過去ログ - クリームヒルト&西行寺幽々子「ちょっと本気出す」 霊夢「やめなさい」
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1@ 〜小ネタ&幻想郷縁起編〜
[saga]
2012/05/28(月) 23:13:56.55 ID:nHi33yfc0
チルノ「なんだ、魔女が妖怪にドッキリを仕掛けられただけか……。 でもその程度であんな悲鳴を上げるなんて、あの魔女も所詮はその程度ね!」
大妖精「あっ、ダメだよチルノちゃん! そんなこと言っちゃ……」
シャルロッテ「ガーン!!」
大妖精が慌てて止めた時には手遅れだった。
チルノの台詞を一字一句はっきりと聞いてしまったシャルロッテはその場に崩れ落ちる。
小傘のドッキリに、チルノの言葉にと、二重のショックに喘ぐシャルロッテ。
が、彼女の災難はまだ終わらなかった。
パシャッ!パシャッ!パシャッ!
???「いやー、貴重な場面を見せていただいてありがとうございます。 シャルロッテさん」
シャルロッテ「っ!? この声はまさか……、文!?」
聞き慣れた声にその場に居た全員が顔を上げる。
上空に居たのは誰もが良く知った幻想郷最速を名乗る鴉天狗のパパラッチ。
文「どうも、毎度お馴染み清く正しい射命丸です。 いや〜、今のは美味しかったですよ。早速記事にしますので楽しみにしてて下さい」
シャルロッテ「待って! 待って下さい文さまっ! それだけは、それだけは勘弁して〜っ!!」
文の言葉に顔を真っ青にしながらシャルロッテは飛び去る文の後を追う。
事態の急展開についていけなかった一人の妖怪と二人の妖精はその姿を半ば呆然としながら見送る。
文とシャルロッテの姿が見えなくなったところで、チルノは思い出したように小傘に尋ねた。
チルノ「ところでさ、アンタは今どうやってあの魔女を驚かせたの?」
小傘「ん? ああ、それなら簡単よ。 後ろからこっそり忍び寄って首筋をこの傘の舌で舐めてあげたの」
ぺろんとね! と小傘が言うとチルノは腕組みをしながら納得し、大妖精は舐められた感触を想像してしまったのかぶるりと身体を震わせる。
種明かしも終わったところで、小傘は大きく伸びをすると、空へと舞い上がった。
小傘「それじゃ、私は他の人間たちを驚かせに行ってくるから。 じゃ〜ね〜」
チルノ「おー、またなーっ!」
さっきのシャルロッテとは違い、小傘は満たされた気分でその場を後にした。
古典的な妖怪の小さな復讐はこうして成功し、この一件で懲りたシャルロッテは暫らくの間、大人しくしていたとの事だ。
なお、コレは全くの余談なのだが、この後小傘はシャルロッテにやったのと同じ要領で人間を驚かせようとしたのだが、
忍び寄る段階でばれてしまい、結局この作戦は長続きしなかったそうだ。
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