9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/17(月) 06:10:50.85 ID:2yVMYzlDO
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｢…話をしよう｣
｢あれは今から…ほんの200年ほど前の事だ｣
｢なんだか可笑しな理由で地上界の人間に呼び出されたことがあってね｣
｢まぁ私と対話できた人間なんてこれまで数人しかいなかったわけだが…｣
｢彼女はその中でも変わっていた｣
｢なにせ本当にただの人間だったんだからな｣
｢…まぁアイツに比べたらまだ普通のヤツだがな…………ん？アイツ？あぁ、イーノックの事だ｣
｢…………イーノックについて聞きたい？……まぁそれはまたの機会に話してあげるよ｣
｢今から話すのは巴マミ、ただの人間の話だ｣
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―――とある道路―――
｢…いた……だれ…か…たす……｣
｢…お困りのようだね｣
｢……あなた…は…？｣
｢僕はキュウべぇ、君の願いを叶えられる者さ!なんなら今すぐ君を助けることだってできるよ｣
｢ほん……と？｣
｢ああ、願い事は『この場から助かる』でいいかな？｣
｢…いや………一人…で…ｹﾞﾎｯ…できる…ことなん…て……限ら……れてる……わ｣
｢？…じゃあ君は何を願うんだい？｣
｢……私を…助けて…くれる……人に…会いたい…｣
｢…随分と他力本願だね｣
｢私、一人じゃ…なにも…出来な…い…から｣
｢…まあいいや、契約は契約だしね｣
｢………｣ﾊﾟｧｧｧ
｢さあ、契約は成立し
―――ﾊﾟﾁﾝ
｢おっと………君か？私を呼んだのは｣
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