過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:43:46.91 ID:ebFiQ8E3o
 学習塾跡の廃ビル。

 その四階。

 僕は火のついていない煙草をくわえた変人、もとい恩人、軽薄なアロハ野郎、忍野メメ

と――向かい合っていた。

 一人、である。

 神原駿河と、あの女の子、千石撫子には、待機してもらっている。どこで待機してもらっ

ているかと言えば――阿良々木家の、僕の部屋でだ。両親はともかくとして、彼の二人の妹

も、勝手に部屋に這入ってくることはないだろう。鍵も掛けるように言ったし。本当は、あ

あいう性格で、しかも百合でもある神原駿河を、撫子ちゃんや妹達と同じ屋根の下に、監視

なしで放置することについて、若干の危機感を覚えないでもないのだけれど(恐らくだが、

妹に何かあったら、あいつなら生霊にでもなって襲ってくる気がする)、でも、僕の後輩に

は清楚要素もあったはずなので、それを信じて置いてきた所存である。

 それに。

 何より僕には、二人を――ここに連れてきたくない理由があった。ここに連れてきて、

忍野に会わせたくない理由が――



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