過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 02:10:11.27 ID:ebFiQ8E3o
「蛇を殺せば蛇の呪いが解ける――なんてのも、嘘臭い話ですけれどね。実際、そうやっ

て蛇殺しを始めてから、むしろ状況は悪化したって言ってましたし――」

「阿良々木くん。蛇のぶつ切りは、蛇切縄の撃退法としちゃ、間違っていないよ。という

か、正法だ。多分、その『蛇の呪い全集』とやらに、蛇切縄とセットで載ってたんじゃな

いかな。……しかし、一人で蛇を捕まえて殺すなんて、なかなか度胸のあるお嬢ちゃんじゃ

ないか」

「そうですか?僕はそういう訓練を受けてきましたけれど……」

「その子がそういう訓練を受けてきていると思うかい?それなら、受けてきているのなら

ば、そりゃあ何でもないことだとは思うけれどね」

「…………」

「まあ、この場合、それくらいまでに呪い――蛇切縄に追い詰められていたのだと、そう

いう風に見るのが正しいかな」

 泣いていた――度胸があるなんて――とんでもない。

 撫子ちゃんはむしろ、デリケートだ。



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