過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/10/17(月) 02:34:13.58 ID:ebFiQ8E3o
 神社で着替えたわけではなく、小学生みたいに、家から、長袖長ズボンの下に着てきた

のだった。スクール水着では、足の鱗痕は見えても、体感部分はほとんど隠れてしまうか

ら、被害の具合は分かり辛いが、ただ――気の持ちようなのか、鱗の痕が、首の辺りにま

で掛かっているように、僕には見えた。夕方に見たときよりも――巻き憑きが、進行して

いる……のだろうか?

 ならば、急いだ方がいい。

 見えないだけで。

 撫子ちゃんの身体には――今も大蛇が、巻き憑いている。

 僕は忍野から渡されたお守りを、撫子ちゃんに手渡した。

「で、真ん中に座って……そう、シートの上に。そのお守りを力一杯握って、目を閉じて、

呼吸を整えて――祈れば、いいんだってさ」

「祈るって……何に?」

「何かに」

 この場合は――どうだろう。

 やはり、蛇神。
 
 くちなわに――だろうか。



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