過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 02:44:36.53 ID:ebFiQ8E3o
 それぞれの脚の爪先から。一匹ずつ――蛇切縄は巻き憑いていたのだ。

 撫子ちゃんの身体を締め上げるように。

 二匹。

「……畜生!」

 一匹は、忍野のお守りの力で――解けた。

 だけど、お守りの効力は、そこで終わったんだ。

 僕が、僕が気付いていれば――忍野も、二匹分の対策を――

「駿河っ!そこにいてくれ!」

「忍野さんに連絡した方が――」

「あいつ、携帯持ってねえんだよ!」

 こうなったら、強硬手段だ。

 僕は駆け込んで、簡易式の結界、懐中電灯に照らされたスクエアの中へ――侵入した。

がしっと、撫子ちゃんの身体を抱え起こす――身体が熱い。相当な熱を持っている。彼女

を触る僕の手が、火傷をしてしまうんじゃないかと思うほどに――

 首元の鱗痕。



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