過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/17(月) 00:39:04.74 ID:ebFiQ8E3o
 昼時になることくらいは僕もわかっていたから、用事を済ませたら、先輩としてファー

ストフードくらいご馳走してあげようとは思っていたのだけれど、この後輩はそんな生易

しい次元では物事を考えていなかった。

 手作り弁当か……。

 予想外の行動だ。

「敬愛する阿良々木先輩とデートということだったから、楽しみで楽しみで、あまり眠れ
                        テスサ
なかった上に早く目が覚めてしまったからな、いい手遊びになったものだが」

「はあ……手遊びねえ。でも、それ、全部弁当なの?結構な量だけれど、僕、その半分も

食べられないと思うよ」

「何、阿良々木先輩が食べられない分は私が食べればいい話だ。私は食べ物を粗末にする

行為が嫌いだからな、その辺りはちゃんと計算して作ってある」

「…………」

 食べ物を食べるときはその容器もちゃんと捨てて欲しいものだが……と、僕はこの後輩

の惨憺たる部屋の状況を思い出しながら思った(予期せず頭痛が痛いみたいな表現になって

しまった。いや、そんなことはないのだけれど)。この後輩、片付けと言う言葉を知らない

のかどうかを僕は知らないが、神原駿河の部屋の中は、ちょっとしたごみ屋敷と化してい

るのだ。



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