過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:23:22.68 ID:ebFiQ8E3o
「あはは。ごめんごめん。ちょっとね、色々とあるのよ……阿良々木くん、私、あなたに、
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あなたに会う前に、鬼に遭ったことがあるって話、してないよね?」

「うん、そんな突拍子もない話、初めて聞いたよ」

 きみからは、ね。

「その人は、阿良々木くんに……なんというか、雰囲気?ってものが……似ていてさ。だ

から、阿良々木くんを見ているとね、すこし、その人のことを、その鬼のことを思い出し

ちゃうんだ。つい、その人と阿良々木くんを重ねちゃうの。だから、阿良々木くんを恐れ

ているんじゃなくて、たぶん、私は、その鬼のことを畏れているんだと思う」

「…………」

「何を言っているのかわからないとは思うけれど、自分でも何が言いたいのかよくわから

ないのだけれど、とにかく、私は阿良々木くんのことをこわがっているわけじゃないよ。

むしろ、好きなくらいだよ」

「そう、ありがとう」

 僕に似ている……か。どちらに似ているんだろう。

 ぼくの方か。それとも――



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