過去ログ - 撫子「これも、また、戯言なんだよね」
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89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2011/10/17(月) 01:31:12.36 ID:ebFiQ8E3o
「わかった。阿良々木先輩の仰せの通りに」

「じゃ、よろしく」

 そう言って僕は電話を切り、本屋の裏手、駐輪場に行って、自転車の錠を外す。あの子

が店を出てから、十分ほど。昨日、階段の入り口に自転車は停められていなかったことか

ら、おそらく徒歩だろうが……まあ、いずれにせよ、あの神社が目的地ならば、距離的に

はもう追いつけない。

 そう言えば、あの後輩、本当に、呼び出された理由を聞かなかったな……。

 恐ろしい忠誠心だ。

 勿論、あの子にとっては、ひたぎちゃんの方が命令系統としては上位なのだろうが、あ

んなステータスの高い人間がこうも甲斐甲斐しく自分に尽くしてくれるというのは、正直、

嬉しいというよりはちょっと怖い……。

 でも、イメージを崩すのは無理みたいだし、あの子のためには、理想の先輩を演じた方

がいいのだろうか?




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