過去ログ - トレイン「超電磁砲?」
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2012/03/12(月) 02:15:26.44 ID:EU7FiCOX0
が、彼女はすぐにその表情を顰め、鼻をひくつかせながらやおら周囲の臭いを嗅ぎ始める。

そして暫し鼻を鳴らした後、涙子はトレインの方へ汚物を見る様な視線を向けた。

「……トレインさん、臭いです」

「ん? そうか?」

嫌悪感を盛り付けた涙子の言葉に、トレインは自身の衣服をつまみ上げて鼻を寄せた。

「自分じゃ分かんねーな」

しかし、自分より10歳も年下の中学生に軽蔑染みた眼差しを向けられ体臭を指摘されながらも、トレインはさしてショックを受けた風でも無くあっけらかんと笑って言い切った。

「……はぁ」

そこまで堂々とされてしまってはお手上げだ、と言わんばかりに、涙子は大きく溜息を吐く。

「シャワー貸してあげますから、ウチに来て下さい」

「はぁ? いいよ別に、臭いじゃ死なねーし」

「周りが迷惑するんです。いいから、ほら行きますよ」

そう言って、涙子はトレインの手を取り強引に歩き出した。

その様子をトレインは少し驚いた様子で眺めながら、一瞬その顔に懐かしさの様な表情を浮かべ、為すがままに引っ張られて行った。



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