過去ログ - トレイン「超電磁砲?」
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18:1[sage]
2011/10/18(火) 02:25:46.85 ID:vEUQi9vg0
「まー何にせよ助かったぜ。ここんとこ一日カップヌードル一個で過ごしてたもんでな」

「……トレインさんって、何の仕事してるんですか?」

涙子はトレインの姿を上から下まで見直しながら、怪訝そうな顔でそう聞いた。

若くは見えるが学生という雰囲気では到底無く、そもそも住民にある程度の限定性があるこの学園都市においてそこまで経済的に困窮している人間というのは想像し難かった。

「俺か? 俺は届け屋だよ」

「とどけや?」

「そ。届けもんしながら世界中を旅してんの」

「それって……」

瘋癲、と言いかけて涙子は口をつぐんだ。

「これが中々苦労が多くてよぅ。腹は減るし、ビンボーだし、腹は減るしでよ」

「二回も言うほどお腹減ってたんですか」

「おうよ。まともなメシにありつけてラッキーだったぜ。鼻からボタモチっつーんだなこーいうの」

「……『棚』ですね」

「そうだっけか? まー似てるからいんじゃねーの?」

涙子は若干目眩を覚えながら、改めて眼前の風来坊の姿を値踏みした。



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