52:1[sage]
2011/10/23(日) 16:13:46.29 ID:p47Kb2V60
「何をやっているんですの、あの子はっ!」
白井黒子は街中を駆け抜けながら、どれだけ話し掛けても一向に返事を返さない通話相手に毒づいた。
苛立った様子で通話状態になったままの携帯を切り、時折テレポーテーションでショートカットをしながら、全速力でセブンスミストを目指す。
重力子の加速が観測された地点に、風紀委員である初春がいた。
これまでの経緯を考えても、偶然というには出来過ぎている。
連続爆破事件の犯人の狙いは十中八九、風紀委員。
しかしそれが分かっても、犯人の特定は愚か絞り込みさえ出来ていなかった。
量子変速。爆弾生成に使用されている能力がそれだった
該当能力者は少なくは無いが、これまで起きた事件の規模の爆弾を作り出せるレベル、すなわち『大能力者』は学園都市内に一人しかいない。
そこまでは良い。
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