58:1[sage]
2011/10/23(日) 16:20:17.07 ID:p47Kb2V60
仕方が無いよ、と頭の中で誰かが囁いた。
今に始まった事じゃない、何時もの事だ。初春は風紀委員で、レベルは低くとも能力者で、自分の様な無能力者の一般人とは全然違う。
立っている場所、見える景色。
自分にはきっと、彼女が見ている物を見る事さえ出来ていない。
それは果たして、対等な友人同士と呼べる関係なのだろうか。
もしかしたら、友人だと思っているのは自分だけで、初春は自分に近付いてくる下等な生き物と、仕方無しに付き合ってくれているだけではないのだろうか。
ギリ、と握った拳に力が篭もる。
俯いた顔を上げる事が出来ずに、涙子の視線は足元のアスファルトから貼り付いて動かなかった。
「あの……」
だが、不意に声を掛けられ反射的に顔が上がる。そこにいたのは、不安そうな顔をした一人の女性だった。
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