8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]
2011/10/17(月) 02:37:49.30 ID:J9oPpOew0
「――――ま、待てっ!」
一拍置いて、我に返った二人組が慌てて追走を開始する。その光景を見て、少女は目を見開いた。
差が縮まらない。どころか、開いて行く。
人一人を抱えているにも関わらず。
息一つ切らせず、汗一つかかず。
平然としながら猛スピードで駆け抜ける男の顔を、少女は茫然と見つめていた。
この時、彼女は気付いていなかった。
自分が今、所謂『お姫様だっこ』の状態で、この後トレインがこの状態のまま大通りを猛然と駆け抜け、夥しい数の人間にこの姿を見られるという事に。
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