82:1[sage]
2011/10/29(土) 00:03:16.87 ID:jBTI75i60
「あら、意外かしら。それとも誰か死んでないと困る?」
「いや……そういうわけじゃ」
その視線の意味を察し、介旅は言葉も含めて少女の意図を悟った。
そして口先だけでは逃れきれないと判断し、隠し持ったアルミスプーンを基点に、重力子を加速させる。
爆発の規模をセーブし、更に爆発寸前にスプーンを少女の背後へ投げ捨てる。
鞄で頭をガードすれば、自身の命にかかわる事は無いはずだ。
そう考え、意を決してポケットからスプーンを引き抜く。
その瞬間、スプーンが爆ぜた。
介旅が茫然と、取っ手だけが残ったスプーンから少女へ視線を向けると、少女は右手を前に構え、その指先で電撃が爆ぜる。
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