過去ログ - ヴァッシュ「学園都市に愛と平和(ラヴアンドピース)を!」
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332: ◆DdirWW5ZSY[sagasage]
2011/11/21(月) 20:00:24.60 ID:8W+E8zNQ0
余りの緊張感の落差にその場にいた全員が言葉を失う。

「はぁ…完全記憶能力がどうこうって言ってたからまさかと思ったら…」

「ど、どういうことや!?」

「あのですねぇ…そもそも人間が記憶のし過ぎで死ぬだなんて、絶対にあり得ないんですよ?」

「なっ!?」

今度は小萌以外の全員に衝撃が走った、目の前の教師 (らしき存在) はあっさりと、それが当然だと言い放つ。
だが、当然ながら そうだったのか!と簡単に鵜呑みに出来るわけもない。

「彼女の頭の中に入っているのは普通の知識じゃあないんだ!もしその知識が酷く記憶を圧迫するようなものだったら!?」

そんなくだらない、都合の良い展開があるものか、そう言いたいかのように反論を繰り出すステイル、だが。


「問題なしですよ?人間の記憶というのは、知識とかを記録する意味記憶と思い出を蓄えておくエピソード記憶の二つに分かれてるんです」

「もし一方がいっぱいになってしまっても、そのせいで思い出を失くすなんてことはあり得ません!そもそも人間の脳は150年分の記憶を蓄えておけるんですから」

「……っ!」



それらが示すのはただ一つの事実。





「…騙されて…いた…か、あの女狐が…っ」


魔術師は二人とも辿り着いた事実に怒りを隠しきれず顔を歪ませている。

二人に嘘を教え、都合の良い手駒として操っていた“女狐”には勿論、それを看破出来なかった自分達により情けなさにも似た怒りを感じるのだ。



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