過去ログ - 【遊戯王】デュエルターミナル史を書いてみよう
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga ]
2011/10/19(水) 18:34:41.46 ID:zKvPwa9x0

「?ああ、拙者の甲冑の中は保温魔法が掛かってるでござるからな。あらかじめ温めておけばご覧の通りでござるよ。」

さも当たり前、と言わんばかりに武士は答える。
見え隠れする自慢げな表情は、明らかに風水師の反応を見越してからに違いない。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga ]
2011/10/19(水) 18:35:18.02 ID:zKvPwa9x0
きーっ、とかわいく嫉妬をあらわにしながらも武芸者の差し出した芋をはもつく風水師。
そんな風水師を見て武士は心まで温かくなるのを感じた。
風水師は、いつからともなく武士に寄り添い焼き芋を頬張る。
その顔には確かな安心が見て取れた。
武士もまた、風水師に寄り添いながらホクホクとした食感と甘みを堪能していく。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga ]
2011/10/19(水) 18:35:54.73 ID:zKvPwa9x0

「ここかー……」

ついにたどり着いた隕石の墜落地点。
地面には大きなクレーターが出来ており、薙ぎ倒された木からは衝突のエネルギーの凄まじさが伺えた。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga ]
2011/10/19(水) 18:36:27.37 ID:zKvPwa9x0
何者かの気配を感じ取ったのだろう。
武士は素早く風水師をつまみ上げると、近くの氷壁に身を隠す。
風水師は混乱し多少手足をバタつかせていたが、武士のただならぬ様子を汲み取り大人しく身を隠していた。
二人の姿が氷山の壁で隠されてから5分後、それは現れた。

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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga ]
2011/10/19(水) 18:37:12.75 ID:zKvPwa9x0
「あれは……なんでござろうかなぁ。」

「わかんない……でも、味方じゃないよね。」

「で、ござるね。ん……何か食べているようでござるな。」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga ]
2011/10/19(水) 18:38:02.04 ID:zKvPwa9x0
「嘘、あれって……!」

氷結界の番人、ブリズド。
氷結界の領地に侵入してきた者の検閲を担当する、見慣れた氷の番鳥である。
頼りになる見張りとして氷結界全土に放たれている鳥だ。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga ]
2011/10/19(水) 18:39:01.11 ID:zKvPwa9x0
風水師が本能的に悲鳴をあげようとしたその刹那
一筋の剣影が、奔った。
その一閃は、初めからそうであったかのように赤いモノを斬る。
悲鳴を上げる暇すらも無く。赤いモノだった物体の上半身は壁に磔にされ、下半身は氷を朱に染めて倒れ伏した。

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga ]
2011/10/19(水) 18:39:32.39 ID:zKvPwa9x0

「我らに危害を加えてきそうでござったからな。成敗でござるよ。」

武士はからからと笑いながら、さも当たり前のように語る。
風水師はやっと飲み込んだ吐き気に安堵し、武士の言葉を聞いていた。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga ]
2011/10/19(水) 18:40:09.95 ID:zKvPwa9x0

「アレは「管」を食べる種族でござるよ。」

風水師は武士が言った意味を量りかねる、といった様子で首を傾げる。
クダ?ホースでも食べるのだろうか?
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga ]
2011/10/19(水) 18:40:39.15 ID:zKvPwa9x0

「おお、これは申し訳ござらん。……しかし、これで分かったでござろう?」

「うん、……分かった……」

以下略



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