過去ログ - 上条「俺がジャッジメント?」初春「2です!」
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37: ◆LKuWwCMpeE[saga]
2011/10/23(日) 00:24:14.36 ID:5S3YnrWDO

行ったとして、自分に何ができる?
事情も知らない、力もない自分に、一体何が?

でも、でも。
だからといって、ただじっとするだけなんて出来やしない。
彼に寄り添いたい。
少しだけでもいい、彼の力になりたい。

大事な友達の美琴も守りたい。
悲しみに暮れているのなら、励ましてあげたい。




そして初春の視界が、黒子の空間移動によって切り替わる。


目の前にあったのは、帯電して火花を散らす橋の鉄骨と。

現在進行形で崩れ落ちていく巨大な頑丈であるはずの陸橋と。


そして、立ち込める土煙の中で微かに見える──────


   真っ逆さまに河へと落ちていく、二人の姿だった。



初春「当麻さんっ!! 御坂さん!!」

黒子「お姉様!! 当麻さん!!」



二人の目には、それがやたらとスローモーションに見えた。



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