過去ログ - 上条「俺がジャッジメント?」初春「2です!」
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◆LKuWwCMpeE
[saga]
2011/10/25(火) 00:15:48.25 ID:clMnDhzDO
ベクトル操作──────。
あらゆる運動量を解析し、操作する能力。
熱量であろうが光であろうが電気量であろうが、触れただけで自分の意のままに操る事ができる、学園都市最強の能力だ。
落ちていく二人の重力落下の運動量を変換し、岸の方へと向ける事も造作もない。
空中で瓦礫を静止させ、進路に邪魔なものをどかし二人を岸へと一方通行はただ無言で運んでいった。
上条「おぉ………………すげえな」
一方通行「下手に右手を動かすなよ。途中で落ちたくねェならな」
その最強の第一位を負かした右手に細心の注意を払いながら瓦礫が散乱する空中を抜けると、止まっていた瓦礫は本来の落下運動を取り戻し次々と水しぶきを上げて河へと落ちていった。
美琴を抱えている上条の背中を後ろから持ち上げるようにして、岸へと方向進路を進める。
段々と岸に近付くと、スピードを緩めてゆっくりと着地した。
上条「悪い、一方通行。助かった」
一方通行「………………………………ン」
上条の腕の中で気を失っている美琴に視線をやりながら一方通行はそれだけ返事をする。
いまだ崩落が続く鉄橋の轟音が轟く中、ただ黙ってその様子を見つめていた。
上条「おい、御坂、御坂! しっかりしろ!」
いまだ目を開けない美琴に上条が心配そうな声を掛ける。
肩を揺らしているのだが、起きる気配のない美琴に焦りの色を見せはじめていた。
一方通行「心配すンな、時間経てばじきに起きる。『電池切れ』みてェなもンだ」
上条「そ、そうなのか?」
恐らく、高ぶった感情の中で限界まで能力を出し過ぎた故の枯渇。
学園都市製の頑丈なあの鉄橋をあそこまで崩壊させたのだ、並大抵の出力ではなかったのだろう。
剥き出しになり溶けて形が変わった鉄骨、粉々に粉砕されたコンクリート。
あの鉄橋をここまで崩落させる事ができたのは、レベル5の力を持つ美琴であるからだった。
その一方通行の言葉に上条は胸を撫で下ろしたか、ホッとした様な一息を吐いていた。
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