過去ログ - 女騎士「姫の自慰を目撃してしまった」
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12:『Her Knight in Their Nights』 ◆k6VgDYkyGI[saga]
2011/10/21(金) 20:14:21.09 ID:aYv84ioOo
私が混乱していた真の理由は、私が心に抱いていた姫の幻影と、
あの晩に目撃した姫の有様(ありよう)が、あまりにもかけ離れていたことにあった。
仮に、姫の本質が淫乱だと私が考えていたのであれば、私の気は、ああまで動転しなかっただろう。
黙って姫を辱めた処罰を受けるのを待っていた筈だ。

つまり、問題の核心は、私の中に清らかな姫と淫らな姫が二人同時に存在したことであり、
そして、両者の間に埋めがたい溝が、深い闇を湛えながら横たわっていたことだった。

まぶたの裏で4度目か5度目の記憶の再生が終わり、改めて慚愧の苦さを味わった後、
私はこの出来事に意味を見出さなければならないことを悟った。
早急に、二つの極にいる、互いに孤独な二人の姫を、またひとつに縒り戻さなければならない、と。

私は間もなく厳罰を受けるだろう。しかしその前に、自分が“誰”に裁かれているのかを
正しく認識していなければならない。自らの首を刎ねる主君の顔を見ながら死なねばならない。
それが真に仕えるということであり、私は最後までそうありたいと願った。

私はそのためにまず、同性の知り合いたちに、とにかく自慰についての所感を聞いて回ることにした。
その性行為に関する知識を、私は殆ど持たなかったからだ。


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