過去ログ - 女騎士「姫の自慰を目撃してしまった」
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14:『Her Knight in Their Nights』 ◆k6VgDYkyGI[saga]
2011/10/21(金) 20:23:41.02 ID:aYv84ioOo
3.

「私がどうして貴女をここに呼んだか、分かりますね」
姫は何かためらっているような様子で、そう言った。

「はい。昨晩の件でしょうか」
緊張のせいで記憶が飛んでしまっているが、私の第一声は、かなり張りつめていたと思う。
私は、姫に叱責された経験も、夜中に二人きりで会話をした経験もなかった。

「ええ、そのとおりです」
初めて、憧れの姫が、その口から直接、私に罰を与える。

私は胸を握り潰されるような息苦しさを感じていたが、
そこには、胸をなで下ろした時に覚えるような、ある種の解放感も同居していた。
許されざる罪に、正当な裁きが下されるのだ。
しかも、その正義の行使者が姫ならば、もう何も言うことはない。

私は不安と安堵が混じりあった、ぎくしゃくした声色で言った。
「如何なる罰も受ける所存です」

わずかに沈黙を挟んで、姫は問うた。
「何を罰するというのですか?」
姫の前に跪き低頭していた私は、姫の驚きを含んだ声を聞いて、思わず顔を上げた。

不思議そうな表情をしている姫に、私は返答した。
「私は……、私は、姫様に二度も屈辱を感じさせたのです。姫様のお姿を窃視し、そればかりか、
 浅はかにもそのまま立ち去らずに再度お声をかけ、耐えがたい不快感を」
そこで言葉を切った。

姫の両の眼が丸くなっていたからだった。


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