過去ログ - 女騎士「姫の自慰を目撃してしまった」
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15:『Her Knight in Their Nights』 ◆k6VgDYkyGI[saga]
2011/10/21(金) 20:24:52.42 ID:aYv84ioOo
すぐに、姫は穏やかに私を見つめ、静かに言葉を紡いだ。
「貴女らしいですね。いつも私のことを第一に考えてくれる」

しかし、姫が紡いだ糸は、私の頭の中でもつれ、絡まって団子になり、思考の行方を奪った。
「それが私の務めです」
私には、そう返すのが精一杯だった。

「しかし、ここに貴女を呼んだのは、貴女を咎めるためではありません。
 私には、罪を犯していない人間に罰を与えることはできませんから」

それでも、と喉まで出た台詞を私は飲みこんだ。
今は姫の真意を汲み取るのが先だ。

「女騎士、貴女を呼んだのは、貴女に折り入って頼みたいお願い事があるからなのです」

「何なりとお申し付け下さい」
私は常套句で返したが、姫は言いかけてやめるということを二度した後も、
やはりその一歩が踏み出せないといった様子で、口をもごもごさせていた。

さらに暫くの静寂があってから、ついに姫は意を決したように言った。

「昨日、私が何をしていたか、貴女の口から全て話して下さい。出来れば、出来るだけ具体的に」


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