過去ログ - 女騎士「姫の自慰を目撃してしまった」
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38:『Her Knight in Their Nights』 ◆k6VgDYkyGI[saga]
2011/10/21(金) 21:22:39.63 ID:aYv84ioOo
こうして、私は姫の“母親”になったが、私の役割はそれに留まらなかった。

私を年長者として見ていた姫は、ある日に、「大人になるとはどういうことでしょうか」
というような、素朴な相談を持ちかけてきた。
「私が如き蒙昧な者は、お答えできる資格を有しません」などという返答に姫が納得する筈もなく、
私は結局、あるだけの知識を振り絞って、姫の疑問に回答を与えた。

その日を境に、私は姫の悩みや相談を聞くようになり、結果、私は姫の“姉”になった。

また別の日、姫は言った。
「二人でいる時は、尊敬語を使うのはやめましょう。私たちは平等であるべきです」
もちろん、いくら姫の仰せだからと言って、こればかりは承伏できなかった。
自らが姫の下僕であり、その身分の境界は言葉に因って常時線引きされる必要がある旨を説明する私。

姫は姫で一歩も譲らなかったため、私たちの議論は次第に加熱していき、
仕舞いには、品を失わない痴話喧嘩の様相すら呈していった。

二時間に渡る激論の末に私たちが折衷した地点は、
@二人きりの時に限り、私は尊敬語でなく丁寧語を使う、
Aそして同様の条件下で、姫を名で呼ぶという妥協案だった。

こうして、私は姫の“友人”になった(私が今、姫について尊敬語で語らないのはこのためである)。

以上の意味に於いて、私は姫の母親であり、姉であり、友人であり、そして従僕でもあった。


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