過去ログ - 女騎士「姫の自慰を目撃してしまった」
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41:『Her Knight in Their Nights』 ◆k6VgDYkyGI[saga]
2011/10/21(金) 21:33:45.25 ID:aYv84ioOo
6.

今思えば、二ヶ月近くも続いたのが奇跡だったと思う。
ある雨の日の午後、昼食を終えた他の兵士たちが休息を取っている時に、
私は直近の上司に呼び出された。

何でお前を呼びつけたか分かるか。使い古された桑製の机の上で太い指を組みながら、上司は言った。

お答えしかねます。

ふむ。上司は私の答えを聞くと、山のような図体を小さな椅子にもたせ掛けて、顎髭をかいた。
何故だ、女騎士。

その回答は、私の権利の範囲を超えているからです。

上司は眉間に皺を寄せ、古兵(ふるつわもの)を想起させる鋭い眼で私をじっと見据えた。
威圧の混じった沈黙に場の空気が張りつめた。
窓を軽く叩く雨音だけが部屋に響く。

少しの間を置いて、その静寂を上司が吹き飛ばした。

女騎士、お前は解任された。

はい。

理由は敢えて言わん。それがお前とあの方の望みだろうからな。

はい。

水の中に汚泥が落ちれば、それは自然と広がってゆく。そして、ひとたび急な流れが来れば、
一気に拡散する。出来るだけ早く汚泥を掬うことが、上の人間の務めだ。

はい。


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