3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/21(金) 23:56:01.55 ID:NGykMsi70
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紬「帰るのすっかり遅くなっちゃったね〜」
金髪に碧眼が美しい少女、琴吹紬の言う通り、気絶した澪を復帰させるのに手間どり、時刻は下校時間を大きく過ぎていた。
沈みかけた夕日が下校中の彼女たちの目に強く差し込み、眩しさでつい目を細めてしまう。
律「全く、澪のせいだぞー」
澪「うぅ…だって…」
唯「ごめんね澪ちゃん。まさかあそこまで怖がるとは思わなくて」
澪「い…いや!?唯が悪いんじゃなくて…」
梓「唯先輩はデリカシーが無さすぎです!」
律「お前が言うか」
話の催促をしたのはお前だろ、とでも言うように、カチューシャで前髪を挙げた活発そうな少女、田井中律が鋭いツッコミを入れる。
彼女がふと隣へ目をやると、そこにはいまだに『リリーちゃん』に怯える怖がりの幼馴染の姿があった。
澪「……」ビクビク
律「リリーちゃん」ボソッ
澪「ひいぃ!?」
律「火事」ボソッ
澪「うわぁ〜!?」
律「トイレ」ボソッ
澪「やめろ〜!?」
澪「うぅ…」グスン
唯・紬・梓(か…可愛い!)
3人の反応を見ればわかるように、彼女達は澪に嫌がらせをしている訳ではない。
ただ、少しちょっかいを出したくなる…彼女達にとって澪はそんな存在なのだろう。
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