8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/10/22(土) 00:08:33.15 ID:9yuxyDT00
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澪「みんな、わざわざごめんな」
登校してから6〜7時間、我慢し続けた末にやっと用をたし終え、澪はトイレまで着いてきてくれた友人たちに礼を告げる。
高校生にもなって…普通ならそうからかわれるようなことだと本人も自覚していた。
唯「いいよぉ〜。元はと言えば私のせいなんだし」
澪「そんなことないよ。これだけ噂になってればいつかは耳に入っただろうし…」
紬「そういえば、教室でも話してる子、たくさんいたね」
律「大体澪は怖がりすぎなんだよ〜。大丈夫だって、ただの噂話なんだし」
澪「それはわかってるけど…」
律「あぁ〜もう!! それじゃあ私が試しにやってやるよ」
澪に怖がるな、という方が無理なのだろう。それは律も承知していた。
しかし、これだけ校内で噂になっている怪談だ。澪が四六時中怯え続けているのはどうにも具合が悪い。
となれば、澪にこの怪談は作り話であり、怖がる必要は無いと示す他ないであろう…
澪「えっ!?」
律『リリーちゃん、リリーちゃん、妖怪リリーちゃん』
パチンッ…パチンッ…パチンッ…
錯覚だろうか。
彼女の声帯から…指から発せられたその音は、奇妙なまでに反響したかのように感じられた。
唯「ホントにやっちゃった…」
紬「だ…大丈夫?」
澪「……」プルプル
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