163:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2011/10/29(土) 01:19:44.58 ID:veqilnkN0
「仮に戦闘する羽目になったら、俺が直接回線を切る。得策のない話は嫌いだからな」
「それを聞いて安心した。頼むぞ」
「言われるまでもない。もらう分は働くさ。俺も、汀もな」
そう言って圭介は、背中を向けた大河内に代わって、汀の脇にしゃがんだ。
「余計なことは考えるな。いいか、精神世界でどんなジャックにあっても、動揺するなよ。俺が何とかする」
「分かってるけど……どうして、圭介も、せんせも、そんなに緊張してるの?」
問いかけられ、圭介は口をつぐんだ。そして軽く笑いかけ、汀の頭をなでる。
「緊張なんてしていないさ。ただ、赤ん坊の意識の中に、十二人もダイブさせる施術は、世界初だからな。そのせいかもしれないな」
「大丈夫だよ。仮にどうにかなったとしても……」
汀は、冷めた目で赤ん坊を見た。
「少しくらいなら大丈夫でしょ」
「だな。気負わずに行け」
「うん」
彼女の答えを確認して、圭介は席に戻った。
そして声を上げる。
「一番、準備整いました。ダイブを開始します!」
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