972:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方)[saga]
2011/11/15(火) 22:15:21.60 ID:22jUp8qX0
杏子「ビオランテ!デストロイア、ビオランテを助けろ!!」
デストロイア「グゥオオオオオオオウ!!」
ジャルム「グァオオオオオオウ!!」
完全体のデストロイアはジャルムと掴み合っている。デストロイアは全力でジャルムを振りほどこうとするが、ジャルムは恐るべき力でデストロイアを掴んで放そうとしない。
ジャルムはパワーだけならば、最強の怪獣の一体である完全体デストロイアすらも凌駕していた。
杏子「くそっ!!こうなったらあたしが!!」
杏子はビオランテを拘束している、ヴァグノザウルスの背中の器官から伸びる長い舌、タン・ウィップを切り飛ばそうと、そちらへ走ろうとする。
みらい「甘い!甘いぞ!!」
背を向けた杏子向けてみらいの大剣が十時に振るわれる。杏子は咄嗟に身を屈めるが、氷の刃が杏子の背中を裂いた。
血飛沫が舞う。
ゆま「キョーコ!!」
杏子「ぐあっ!こ、この野郎・・・!!」
しゃがんだと同時に振り返り様に槍を振ってみらいの足を払おうとする。しかし、みらいは軽々と跳び越えて距離を取る。
みらい「甘いって言ってるだろ!」
杏子「くぅ・・・っ!!」
杏子の背中を激痛が襲う。滴る血が足元に堪っていた。それを基本の自己治癒で治す。傷は長いが幸い浅く、血が止まり傷は塞がった。
杏子「これで大丈夫だが・・・問題は・・・」
ビオランテ「グゥゥウウウウ!!」
ヴァグノザウルス「ドゥンドウ!!」
ヴァグノザウルスにしがみ付かれているビオランテを何とか助けなければならない。
杏子「よし・・・!」
杏子は何か思いついたように頷き、みらいへ向き直る。
みらい「・・・?」
杏子は一度手に持っていた槍を消し、もう一度槍を作り直した。
みらい「何だ?槍が壊れたのか?」
杏子「そんな所だ。ほら来いよ、男女」
作り直した槍を持ち、右手の人差し指をくいくいっと動かして挑発する。
みらい「だっ、だっ、誰が男女だ!?」
激昂するみらい。杏子向けて大剣を構えて突撃する。それを迎え撃つ杏子。
互いの得物が打ち合わされる。
バキィィィン!!
たった一度目の打ち合いで杏子の槍が粉々に砕け散った。
みらい「はっ!武器を精製し損ねてるじゃないか!間抜け!!」
杏子「あんたがな」
みらい「・・・!?」
砕けた槍は更に小さな破片になる。それがみらいに降りかかり、破片から火炎が発生する。
みらい「うわぁあああああああ!!」
炎に包まれるみらい。
この槍は杏子がさっきまで使っていた槍を簡易的に形状のみを似せたもの。そこで杏子は魔法武器に火を発生させれるようになった魔法を活かし、火薬のように使ったのだ。
杏子「へっ、そこで燃えてろ!」
杏子は今度こそ、さっきまで握っていた槍を現出させ、ビオランテの元に走る。
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