過去ログ - 唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
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14:唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」[sage]
2011/10/23(日) 01:13:42.50 ID:F1u9E/i00
 


〜機関室前の廊下〜

そこにはガスマスクを着けた四人の男が、ドアの前に控えていた。
無線機を握る一人がクラウスに通信を入れる。

グレゴール「五分経ちましたが、出てきません。突入します」

クラウス『よし。細心の注意を払え』

グレゴール「了解」

室内は煙が充満しており、視界がひどく悪い。
足を進めていくと、発炎筒をくわえた男の死体が床に転がっている。
更にそこから少し離れた場所にももう一人、男が倒れていた。
どちらも射殺されている。

グレゴール「やっぱりか…… 隊長、アリとコルネリウスが殺られています」

ギュンター「マクレーンがいないぞ……?」

ハルトマン「ど、どこへ消えた……」

ルッツ「おい、アレを!」

一人が指差した、その先。
天井近くの通風孔のカバーが外され、脚立が立てかけてある。

グレゴール「通風孔です! 奴ら、通風孔の中を通って逃げました!」



〜パーティホール〜

クラウス「ふむ、やるものだな。……テオ、少し手を止めてこちらを手伝ってくれ。マクレーン達は
     今どこにいる?」

テオ『ああ、状況はモニターでずっと見てたよ。だけど、さすがのタカギ号も通風孔を通る生物の
   位置まではわからないな』

クラウス「そうか。少し欲張り過ぎかな」

テオ『その代わりと言っちゃ何だが、無人の部屋やスペースの防犯用動体感知システムをすべて
   最大精度にしておいた。マクレーンが穴から這い出た瞬間、アラームが鳴って、カメラが姿を捉える。
   いかが?』

クラウス「申し分無い」

テオ『だが、船外に出られたら厄介だぞ。カメラはあるが中よりもずっと少ないし、さすがに
   防犯システムも届かない』

クラウス「外に出る分には問題無い。奴にとって、我々の制圧や人質救出が一層困難になるだけだ。
     少々仕掛けも施しておいたしな。ありがとう、テオ」

テオ『どういたしまして』

クラウス「では、人質の選別に入ろう。エルヴィン、招待客はこのままパーティホールだ。
     フランツとヨハンは社員や関係者を大会議室へ。ジェラルド、“ティーセット”をブリッジへ
     連れて行け。彼女らが二手に分かれてしまったのは誤算だったがな……」


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