過去ログ - 唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
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唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
[sage saga]
2011/10/23(日) 20:33:22.67 ID:F1u9E/i00
〜船外・ブリッジの窓ガラス近く〜
紬と律の信じるマクレーンは、実はこの時、彼女らのすぐ近くに来ていた。
窓から操舵室の中をこっそりと覗いていたのだ。
マクレーン「やっぱり三人はここか。だが、中は見張りの雑魚が一人だけだと? クラウスの野郎は
どこにいやがる……」
マクレーン「また、通風孔を使うか? パイプん中を伝って、ブリッジの中へ…… いや、それじゃダメだ――」
クラウス『マクレーン。マクレーン、聞いているか』
マクレーンは不意の声に慌てて腰の無線機を確めたが、それではない。
スピーカーによる艦内、艦上の一斉放送だ。
クラウス『まったく君は大したものだ。我々は君の捕捉が出来ずにいる。君が船内にいるのか
船外にいるのかすらも、まったくわからない。これは困った事だ』
マクレーン(勝手に困ってろ。今、てめえんとこに出向いてやるぜ)
クラウス『そこで可能性をひとつずつ潰していく事にする』
マクレーン(あん……?)
クラウス『まずは船外からだ。カメラの届かない、人が隠れられそうな場所に、あらかじめ遠隔操作式の
クレイモア地雷をいくつか仕掛けさせてもらった』
マクレーン(なんだと!?)
クラウス『安心したまえ。炸薬量を大幅に抑えてあるから、近距離で爆発しても君なら致命傷には
ならないだろう。君なら、ね……』
マクレーン(嘘だろ、おい! 船尾にユイとアズニャンがいるんだぞ!)
クラウス『時間が惜しい。三つ数えてから、一斉爆破させてもらうぞ』
クラウス『ひとつ』
クラウス『ふたつ』
マクレーンは急いで立ち上がり、防犯カメラに向かって怒鳴りながら、大きく手を振った。
マクレーン「よせ!! やめろクラウス!! 俺はここだ!」
クラウス『ああ、いたな。マクレーン』
マクレーン「ここにいるぞ! さあ、殺れよ! 殺しに来い!」
チラリと操舵室の中へ目をやると、紬と律がこちらを見ながら何やら騒ぎ立てている。ついでに
見張りの男も同様に、無線機に向かって喚いていた。
三人を助けてやりたいが、今は無理だ。
マクレーンは船内へ続くドアへ猛然と走り出した。
マクレーン「チクショウ、こうなりゃなるようになれだ……!」
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