過去ログ - 唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
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唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
[sage saga]
2011/10/30(日) 01:41:25.74 ID:XqpgJusT0
〜船内・ブリッジ〜
澪「和…… 和が、死んじゃう……」ガクガクブルブル
律「時間が無さ過ぎるよ、クソッ……!」
紬「マクレーンさん。お願い…… 早く……」
澪「……」ガクガクブルブル
自分より確実に早く失われるであろう親友の命。
それは、澪の恐怖の種類を明らかに変えていた。
自分が殺される恐怖ではない。
親友を失う恐怖。いや、違う。親友を見殺しにしてしまうかもしれない恐怖だ。
それでいいのか。臆病で小心な性格がその免罪符になるというのか。
そんな訳が無い。
澪「……た、た、助けに、行かなきゃ」ガクガクブルブル
か細く、消え入りそうに小さい声は、その一部しか律の耳に入らない。
律「ん? 何か言った? 澪」
澪「だ、だ、だから、た、助けに行こう。和を。わ、私達が……」ガクガクブルブル
律「……縛られて身動きも取れないのにか?」
澪「ああ……」ガクガクブルブル
律「電子ロックの部屋に閉じ込められてんだぞ?」
澪「そうだよ……」ガクガクブルブル
律「外には銃を持った傭兵がウロウロしてるぜ?」
澪「わかってる……」ガクガクブルブル
澪「和は私達の大切な友達だ…… わ、私達が助けるんだ…!」ガクガクブルブル
紬「澪ちゃん……!」
律「勝ち目なんかないぜ? それでもやるのか?」
澪「あ、当たり前だ……!」ガクガクブルブル
律「いよっしゃ! 乗った!」
威勢よく叫ぶと、律は澪に身を寄せ、その頬に唇を寄せた。
律「澪。私、やっぱお前が大好きだわ」チュッ
澪「な、何言ってんだよ、こんな時に!」
紬「お、思いがけないところで……w ウフフ……w」
両手両足を縛られている律は、ゆっくりと慎重に立ち上がると、バランスに注意しながらピョンピョンと
連続して飛び跳ねる。
そうして移動した先は、ドアの前だった。
操舵室の出入り口であるドアとは別の、船長室に続くドアだ。
ドアにはガラスがはめ込まれており、そこからデスクや小さめの本棚、重そうな金庫が見える。
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