過去ログ - 唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
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5:唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」[sage]
2011/10/23(日) 00:41:48.01 ID:F1u9E/i00
 


〜ブリッジ〜

副船長「今のところ何の問題もありませんね、船長」

船長「うむ」

副船長「それにしても素晴らしい船です。操縦を含む船内のすべてがコンピュータ制御。
    ごくわずかな人員と手間で、お客様に最高のクルーズを楽しんで頂ける。ナカトミの開発した
    画期的な豪華客船ですね、これは」

船長「……」

副船長「どうかされましたか?」

船長「いや、年寄りの戯言と笑われるかもしれんがね。何もかもを機械任せにするというのは、どうもな……」

副船長「フッ、船長は『海の男』ですからね」

突如、操舵室のドアが乱暴に開き、初老の黒人男性と背の低い東洋人男性の二人組が室内に入ってきた。

副船長「おい、君達。ここは立ち入り禁止―― うっ……!」

プシュッという消音器付き拳銃独特の音が東洋人の手元で響いたかと思うと、副船長はその場に崩れ落ちた。

東洋人「交代の時間だ」プシュッ

船長「ぐうっ!」

黒人男性は船長の死体をまたいで、中央のデスクに座った。
そこには大きなディスプレイとキーボードが備え付けられている。
器用に片手でキーボードを操りながら、黒人男性は腰に差していた無線機を手に取った。

黒人「こちらイーグルネスト。“クラブハウス”がオープンした。どうぞ」

通信相手1「こちらファルコン。そちらの連絡と同時に“ステージ”を開幕する。どうぞ」

通信相手2「こちらカッコー。“郵便配達”が終わり次第、そちらへ向かう。どうぞ」

通信相手3「こちらヒナドリ。これから“ティーセット”を片付けにかかる。どうぞ」

黒人「了解。どうぞ」

彼は眼鏡を指で押し上げ、両手をキーボードに添える。

黒人「さあてと。ドカーンと一発、やってみようか」


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