過去ログ - 唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
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55:唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」 [sage saga]
2011/10/30(日) 21:04:22.55 ID:uaCyhedm0
 


〜船内・廊下〜

マクレーン「野郎!」

マクレーンが怒号と共に振り下ろし、振り払う刃はイェンの身にはまったくかすりもしない。
逆に、イェンがリズム良く連続的に繰り出す斬撃は、マクレーンの必死の防御を時折かいくぐって、
その肉体を少しずつ傷つけていく。
それだけではなく、イェンが斬撃に織り交ぜて使う蹴りもまた、マクレーンにダメージを蓄積させていた。

マクレーン「チョロチョロすんな! この!」

マクレーンが右片手で上段から斬りつける。これまでとまったく同じ調子だ。
イェンは事も無げに左の内回し蹴りでマクレーンの右手を捉え、そのまま壁に貼り付けにしてしまった。刀は手から
こぼれ落ち、床に転がる。
器用にもイェンは、右足一本で立ちながら、左足でマクレーンの右手を壁に押さえつけている。
そして、手は左右両方が自由だ。
青龍刀を両手で握り直したイェンは、渾身の力を込めてマクレーンの頭部に振り下ろした。

マクレーン「クソッ!」

マクレーンは空いた左手でイェンの手を掴み、何とか斬撃を食い止めた。
だが、両手の力と片手の力、どちらが強いかは明白だ。
青龍刀の刃が徐々にマクレーンの顔に迫ってくる。

マクレーン「んぐぐぐっ……!」

刃がマクレーンの額に触れたか触れないかの、その時。

イェン「うあああああっ!」

突如、イェンが悲鳴を上げて、青龍刀を取り落とした。
マクレーンが肉片らしきものをベッと床に吐き捨てる。青龍刀を握る手に噛みつき、肉を食い千切ったのだ。
そのまま、イェンの体を突き飛ばし、右手の拘束からも逃れる。

マクレーン「お返しだ!」

勢いづいて殴りかかるマクレーン。
しかし、深々と前傾姿勢になったイェンの右足が、まるでサソリの尾のような軌道でマクレーンの顔面を
カウンター気味に襲った。

マクレーン「ぐはっ……!」

ふらつくマクレーンの側頭部に、今度は右回し蹴りと左後ろ回し蹴りが連続でヒットする。

マクレーン「ぐおっ!」ドサッ

遂にマクレーンはダウンを喫した。


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