過去ログ - 唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
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9:唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」[sage]
2011/10/23(日) 00:56:37.18 ID:F1u9E/i00
 


〜機関室前の廊下〜

プレートに『機関室』と刻印されたドアの前にたたずむ唯。
ドアをジーッと見つめていたが、その向こうに何があるか、どうにも気になるらしい。

唯「……えへっ」ニヘラッ

梓「ちょ、ちょっと、唯先輩! ダメですよ! どう見ても“関係者以外立入禁止”な場所じゃないですか!」

唯「ほんの少し! ほんの少し見るだけだから! お願い、あずにゃん」グイグイ

梓「『お願い』とか言いながら、私を引っ張らないで下さい! ホントに怒られちゃいますよ!」

唯と梓がやいのやいのと姦しい、そのはるか向こう。
ようやく招待客の輪(+紬)を逃れたマクレーンは、船内廊下に陳列された日本の美術品をブラブラと
見て回っていた。

マクレーン「サムライソードにサムライアーマーか。シブいね」

マクレーン「ん……?」

マクレーン「あれは…… ユイとアズニャンじゃないか。あんなとこで何やってんだ」



〜機関室内〜

男1「よし、これで“郵便配達”はすべて終わった。クソッ、予定より大分時間がかかっちまったな」

男2「それじゃ俺は“ステージ”で隊長と合流するからな」

男1「わかった。俺は“クラブハウス”に戻る」

彼らの背後の暗がりでガタリと音がした。
何者かがつまずいたか、転んだかのような音だ。

男1「誰だ!?」

唯「ひぇえ、ごめんなさい! つい、出来心で!」ドキドキ

梓「すみません! すぐに出て行きますので! ……って、あれ?」

梓「私達の音響スタッフの人だ。こんなとこで何してるんだろ」

男1「お、おい、“ティーセット”だぞ」

男2「ああ、そうだな。こりゃいいや、手間が省けるってもんだ」

男1「おい、よせ。それはヒナドリの仕事だぞ」

男2「構うかよ。仕事は速い方がいいだろ」

二人組の一人が唯と梓にズカズカと近づき、梓の肩を乱暴に掴んだ。

男2「さあ、こっちに来い。手間かけさせんな、このファッキンジャップ」グイッ

梓「むっ……」

唯「えっ……? な、何するんですか?」

梓「この!」ドガッ

男2「いってえ!!」

男は情けない悲鳴を上げ、しゃがみ込む。
梓が男の脛を強烈に蹴り上げたのだ。

梓「『Fucking Jap』くらいわかるです!」

男2「このクソガキ!」バキッ

男が梓の頬を激しく殴りつけた。

梓「ぎゃっ!」ドサッ


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