過去ログ - 唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」
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91:唯「だいはーど!」マクレーン「ケイオン?」[saga sage]
2011/11/28(月) 23:02:44.10 ID:B3XR2DA80
 
惜別の言葉を受け取ったマクレーンは、公安課の刑事や米大使と共に救急車へ乗り込んだ。
座席に座り、少し考える。
引退後の人生にひとつ楽しみが出来たのかもしれない。それは、ほんの小さなものだが、少なくとも
これまでの自分にはあまり縁の無かった楽しみだ。
そう考えると、マクレーンは瞳を潤ませて見送る唯へこんな言葉をかけた。

マクレーン「来年のクリスマス、ニューヨークで待ってるぜ」

唯「……?」

マクレーン「招待してくれるんだろ? マディソン・スクエア・ガーデンのコンサートに」

唯「あ……! うん!」

唯は元気良く頷いた。
その返事を待ったかのように救急車後部の扉戸が閉められ、マクレーンの顔は窓から僅かに
覗くだけとなる。
すぐにエンジンがかかり、耳障りなサイレンを鳴らしつつ、車は発進していった。
いつまでもこちらを眺め続けるマクレーンが見えなくなるまで、いつまでも唯は手を振り続けた。

唯「放課後ティータイムの全米デビュー、待っててね!」



唯「よーし! みんな、これからも頑張るよ! 目指すは、まじこん・すーぱー・がーでん!」

梓「マディソン・スクエア・ガーデンですよ! わかってなかったんですか!? もう!」

紬「マクレーンさんは一番前の席にご招待しましょう!」

澪「一年でニューヨーク公演かぁ。時間が無いな」

律「大丈夫! 私達なら何とかなるって! 武道館ライヴ、チャート1位、全米デビュー!
  一気に駆け上るぜ!」

憂「私も応援します!」



乗客の救出が進み、放課後ティータイム自身も警官や救急隊員に誘導されていく中、律は鼻に
ひんやりとした冷たさを感じた。
ふと、空を見上げると小さな小さな雪の粒が静々と降りてきている。
律は寒さに少し肩をすくめながら、それでも嬉しそうに呟いた。

律「こりゃ来年のクリスマスも荒れるなぁ」



THE END



Oh, the weather outside is frightful.
But the fire is so delightful.
And since we've no place to go.
Let it snow, let it snow, let it snow.

It doesn't show signs of stopping.
And I brought some corn for popping.
The lights are turned way down low.
Let it snow, let it snow, let it snow.

When we finally say good night.
How I'll hate going out in the storm.
But if you really hold me tight.
All the way home I'll be warm.

The fire is slowly dying.
And, my dear, we're still good-bye-ing.
But as long as you love me so.
Let it snow! let it snow! let it snow!


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