過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです 第二打席
1- 20
35: ◆I045Kc4ns6
2011/10/31(月) 03:01:54.36 ID:5unDBNzj0

「おや、起こしてしまったかな」

優しい笑みを浮かべながら問いかける彼に対して、本能が判断して警戒心を解く。
何となく分かるものだ。
きっとこの人が私を助けてくれたのだろう、って。

「あ、あのー……」

だがしかし、状況が状況なので少しビクビクしてしまう。
あの時負った傷は無くなっているし、寧ろ調子が良いくらい。
素敵なホテルで安らかに眠り、それなりに良い眼覚めをしたと思ったら隣には男の人が寝ているし。

「あ……ありがとうなんだよ!」

一先ず、お礼を述べて大げさに頭を下げることにした。
その言葉を聞いて彼は軽く手を振る。

「なに、気にすることは無いよ」

まだ寝ていても良いしね、と彼は付け加えて再び外を眺めている。
お言葉に甘えようかと思ったけれど、先ほどまで微睡んでいた意識は既に覚醒してしまった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
691Res/245.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice