過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです 第二打席
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◆I045Kc4ns6
2011/12/05(月) 17:45:27.38 ID:PHRgw9j/0
「……そんな大事な話!なんで今まで黙ってやがったッ!」
上条の怒号が静寂を切り裂く。
インデックスは思わず首を竦め、イチローは顔を上げた。
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73
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◆I045Kc4ns6
2011/12/05(月) 17:46:03.24 ID:PHRgw9j/0
「……嫌われたくなかったから……」
本当に小さな、正しく蚊の鳴くような声でインデックスは言った。
この街で知り合いと呼べる知り合いもおらず、見ず知らずの自分を保護してくれた上条に嫌われたくなくて。
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74
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◆I045Kc4ns6
2011/12/05(月) 17:47:12.61 ID:PHRgw9j/0
「見縊っちゃダメだよインデックスさん。僕も、上条君も、そんな些細なことで君を嫌いにならないさ」
「何よりまだ君について知りたいことは沢山あるし、僕たちだって嫌われたくないからね」
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75
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◆I045Kc4ns6
2011/12/05(月) 17:48:23.63 ID:PHRgw9j/0
「そういえば、あなたのこと、よく知らないんだよ……」
ふと、インデックスが思い出したかのように切り出した。
本日の議題となった事柄は大方解決し、暫くの間、他愛もない話で盛り上がっていた最中のことだった。
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76
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◆I045Kc4ns6
2011/12/05(月) 17:49:07.33 ID:PHRgw9j/0
先日の火事の件も既に収まったようであり、連絡先を渡し、上条とインデックスは自宅に帰っていった。
取りあえずは一つの区切りをつけたことになった。
改めてイチローは状況を整理する。
確認としては、上条と一緒にインデックスを守ることが当面の方針である。
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77
:
◆I045Kc4ns6
2011/12/05(月) 17:49:44.56 ID:PHRgw9j/0
日本の夏というものを肌で感じるのは実に久しい。
シアトルの夏は気温も30℃近くまで上がることがあるものの、湿度が低いため割と過ごしやすいのだ。
それに比べると日本は特有のねっとりとした暑さが不快感を生み出していると感じる。
気温に左右されるほど軟な身体でもないわけだが。
以下略
78
:
◆I045Kc4ns6
2011/12/05(月) 17:50:18.74 ID:PHRgw9j/0
「いやぁイチローさんと買い出しに行くなんて夢みたいですね……」
しかも代金まで払ってもらっちゃって!と大量の食材の入った袋を両手にぶら下げて
軽く興奮しながら述べる上条に対してイチローは苦笑する。
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79
:
◆I045Kc4ns6
2011/12/05(月) 17:50:51.31 ID:PHRgw9j/0
バチリとどこかで強い静電気が発生したような音が聞こえた。
バチリ、バチッ、バチッ。
連続で聞こえる弾けた音。
次第に大きくなっていく。
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80
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◆I045Kc4ns6
2011/12/05(月) 17:51:39.88 ID:PHRgw9j/0
言うや否や美琴は助走の勢いをそのままに雷撃を上条に飛ばす。
対して上条は買い物袋を傷つけないように上手く立ち回り、持ち前の右腕で打ち消した。
「っぶねーな!いきなりやめろよ!こっちは生活がかかってんだぞ!?」
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81
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◆I045Kc4ns6
2011/12/05(月) 17:52:11.96 ID:PHRgw9j/0
そう言ってばつが悪そうに頭をぽりぽりと掻く美琴。
先ほどまでの気性の昂りも収まったようである。
「で、この上条さんに謝罪はないのでせうか?」
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82
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◆I045Kc4ns6
2011/12/05(月) 17:52:49.76 ID:PHRgw9j/0
傾きつつある日差しを浴びながら、先ほど考えたように、あちこちをゆっくり歩き回る。
普段なら入らないような店に立ち寄ってみたり、露店を見てみたり、本屋を覘いてみたり。
時折声を掛けられてはサインなどのサービスに応じる。
こういう何気ない時間が、今後は貴重になるかもしれない。
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