過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです 第二打席
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83: ◆I045Kc4ns6
2011/12/05(月) 17:53:28.05 ID:PHRgw9j/0

あまりに不可解な出来事のために、周囲を警戒しながら歩きはじめる。
足を進めて数分、ついに人影を見つけた。
幹線道路の交差点、その中央、数は二つ。
直感に急かされて歩みを速めた。
徐々に明らかになるその人影のうち、一つとは本日三回目の顔合わせとなる上条当麻。
引っ掛かれたような外傷が体中に刻まれ、力なく横たわったその姿からは意識が感じられない。
火急的にもう一つの影に目を向ける。
整った顔立ち、すらりと伸びた背丈、ポニーテールで長い黒髪を束ねた、極めて奇怪な服装をした女と視線がぶつかった。

「君は……誰だい?」

率直な疑問を投げかけてみる。
その答えを聞かなくても、既に体は理解していた。
彼女はあの時のステイルと同じく、魔術師なのだと。

「……答えなくとも、どうやら既に分かっているようですね」

異様に長い刀を構え、彼女は行動を以てここが既に戦闘空間であることを主張した。
理由としては十分成立している。
彼女はインデックスを狙う者であり、同時にステイルの敵討ちということになる。
イチローにとっても彼女は上条という仲間を傷つけた敵であり、守るべき対象を守るべく行動する信念がある。





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