過去ログ - 垣根「女…だと…」一方通行「…もォ開き直る」
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◆awMTOiPvU2
[sage]
2011/10/25(火) 15:17:41.65 ID:PLlOn2hAO
百合子「くそゥ…もうイイ。ハッ!大体女だったらなンだってンだ?……それを嘲笑(わら)う傍観者(しあわせなもの)達へ背を向け行ってやるよチクショウ」ドヤッ
百合子「……」
百合子「……一人で上手いこと言ったつもりでドヤ顔すンのすげェ恥ずかしいわ…」カァー
ところで彼……彼女が今こうして第七学区の大通りを一人歩いているのは最近通いつめているとある喫茶店に向かうためである。
百合子(あれから芳川達は終始ニヤニヤしながらこっち見てきやがるからなァ……クソガキに関しては『ミサカの完璧な可愛いお嫁さンプランが崩壊した…』とかわけわかンねェこと言って最初は泣いてたけど)
つまるところ家に居辛い。だからこうして既にお得意様を通り越し迷惑がられつつある喫茶店に今日も居座って時間を潰そうというわけだ。
<カランカラン
<イラッシャイマセー
百合子「…アイスコーヒー」
店員「かしこまりました(また来たよこの客…)」
百合子「あー……腹痛ェよちくしょう」バタッ
百合子「……女か…」
改めてテーブルに突っ伏したまま自分の身体を眺める。
元々どこもかしこも薄っぺらい身体は構造的にはだんだん女に近付いていっているとはいえやはり貧相そのものだ。
百合子「こンな女いるかっつーの…」クク
……本当によかったのだろうか?
ふとその考えが浮かぶ。
男か女かを選ばされた時女を選んだのは、決して男になるリスクが高いことと冥土帰しに馬鹿にされたことだけが理由ではない。……そう、別にカエルに言われたことなんてもうこれっぽっちも気にしてはいない。…いないンだよちくしょう!!
―――もうひとつ、大事な理由があった。
それは…
<カランカラン
<イラッシャイマセー
百合子「ン…」
垣根「……あ?」
百合子「……」
垣根「……」
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