過去ログ - ぼくがかんがえた聖杯戦争
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/10/25(火) 12:00:00.10 ID:FnrEbXqAO
 衛宮士郎は焦っていた。

 軋むような痛みと共に自身の手の甲に現われた不可思議な紋様。
 それは貫徹して正義の味方で有り続けると決めた確固たる意志を礎に流れる穏やかな日常に、歪な影をもたらす呪いだったのだ。

 無論今の彼はそんな事など露知らず、この不可解な現象に対して焦燥感を募らせるだけだった。

「なんでさ……」

 吐き出された情けない言霊は弾けて消える。
 幸いにも今は登校してきている生徒も少ない早朝。加えて人の居ない生徒会室で暖房器具を修理している最中だった彼の異変に気付く者は居ない。
 衛宮士郎はそれ以降悪態を吐く事もなく、現れた何かを隠す事に思考をシフトさせた。


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